企業の周年イベントとは?開催する目的やアイデア15選

みなさんは、周年イベントと聞いて何を想像するでしょうか。会社がイベントを実施している様子を思い浮かべる人がほとんどでしょうが、周年イベントとは何か、具体的にどのような目的で開催されているかまで把握できている人は、決して多くはないでしょう。

そこで、今回は周年イベントの基礎知識をはじめ、なぜ周年イベントを開催するのか、またどのような周年イベントを開催すればよいのか、具体的なアイデアについて解説します。周年イベントを成功させるためのポイントも取り上げるため、ぜひ最後までご覧ください。

周年イベントとは

そもそも周年イベントとは、会社の創立や設立、ブランドの立ち上げ、商品の販売などの節目を祝うために開催するイベントの総称です。わかりやすいように5年、または10年単位で実施するケースが多いですが、節目のタイミングや基準は会社によって異なります。

周年イベントは主に社内向け、そして社外向けの2種類に分けられ、実施形態も多種多様です。周年イベントにはそれぞれの会社の個性が強く出るため、内部の人たちのみならず、外部の人たちにも注目される周年イベントも少なくありません。

周年イベントを開催する目的

そもそも周年イベントとは、会社の創立や設立、ブランドの立ち上げ、商品の販売などの節目を祝うために開催するイベントの総称です。わかりやすいように5年、または10年単位で実施するケースが多いですが、節目のタイミングや基準は会社によって異なります。

周年イベントは主に社内向け、そして社外向けの2種類に分けられ、実施形態も多種多様です。周年イベントにはそれぞれの会社の個性が強く出るため、内部の人たちのみならず、外部の人たちにも注目される周年イベントも少なくありません。

社内向けの目的

社内向け周年イベントとは、その名のとおり従業員をはじめとする、社内の人たちを対象にした周年イベントのことです。以下は、具体的な社内向け周年イベントの開催目的になります。

従業員に感謝の気持ちを伝えるため

イベントを開催する目的のひとつが、従業員に対して感謝の気持ちを伝えることです。当然ですが、会社は所属している従業員たちの活躍によって成り立っています。しかし、従業員のなかには自分が本当に会社に貢献できているのか、会社に必要とされているのか不安を抱えている人も少なくありません。

そんなとき、周年イベントで会社のトップから直接感謝の気持ちを伝えられれば、従業員の不安を取り除くだけでなく、帰属意識も高められるでしょう。

自社のビジョンを共有するため

社内向け周年イベントは、自社のビジョンを従業員たちと共有するために開催されるケースもあります。会社を運営するにあたって、従業員たちとのビジョンの共有は重要です。それぞれのビジョンが異なっていると、仕事をするうえで見解の相違が生まれやすくなり、業務が滞ってしまう可能性があります。

イベントで企業理念を再確認すれば、ビジョンの共有がしやすくなるだけではなく、人材育成の一環にもなるでしょう。

従業員のモチベーションを向上させるため

従業員のモチベーションを向上させる目的でも、イベントは開催されます。モチベーションは、仕事の作業効率を上げるためにも重要な存在です。従業員のモチベーションが上がらないと、作業効率が落ちてしまうだけではなく、退職のリスクも高めてしまいます。

社内向け周年イベントで表彰式を開催し、従業員に対して感謝と労いの言葉をかけることで、従業員エンゲージメントやモチベーションの向上が期待できるでしょう。

社内コミュニケーションを活性化させるため

社内向け周年イベントの開催は、社内コミュニケーションを活性化させたい場合にもおすすめです。会社では、特別な事情がない限り自分の部署やチームで仕事が完結してしまうため、ほかの部署の人と会話をする機会がない人がほとんどでしょう。

しかし、周年イベントをとおしてほかの部署とのコミュニケーションが促進されれば、情報共有や情報交換がスムーズに行いやすくなり、チームワークがよくなります。また、風とおしのよい企業風土がもたらされることで、意見交換がしやすい環境が整うため、社員のストレスも軽減する効果が期待できるでしょう。

社外向けの目的

社内向け周年イベントが会社の従業員を対象にしているのに対して、社外向け周年イベントはクライアントをはじめとする、外部の人たちを対象にしています。そんな社外向け周年イベントの開催目的は、以下のとおりです。

顧客と良好な関係を築くため

イベントは、顧客と良好な関係を築くきっかけになります。事業の継続や支持を得るにあたって、顧客から信頼を得ることは重要です。

社外向け周年イベントをとおして謝意を表しつつ、将来のビジョンについても話せば、今後の取引拡大に向けた宣伝効果も期待できるでしょう。

今後の方針を伝えるため

イベントは、今後の会社としての方針を伝える機会にもなります。会社の方針を伝えるにあたって、宣伝広告を利用する方法もありますが、相当の費用がかかってしまうため、会社によっては経済的な手段とはいえません。

社外向け周年記念イベントなら費用を抑えられますし、将来性を感じさせるような方針を発表できれば、株主や取引先からの期待も大きくなるでしょう。

ビジネスチャンスを創出するため

イベントは、ビジネスチャンスを創出する効果も期待できます。会社の知名度や規模がそれほどなくとも、催しやプログラムの内容がユニークで話題性があるものであれば、メディアの注目を集める可能性は高いです。

マスメディアや地域メディア、業界メディアなどに取り上げてもらうことに成功すれば、それだけで人や企業の目に付く機会が増え、ビジネスチャンスも比例して増加するでしょう。

企業のブランドイメージを強化するため

イベントの開催によって、企業のブランドイメージの強化もできます。エンドユーザーを巻き込んだ形で開催すれば、ユーザーに対して自社商品やサービスの宣伝をしつつ、認知度を高められるでしょう。

その際、自社の事業内容や独自の企業文化などもイベントに盛り込めれば、より質の高い宣伝効果も期待できます。

イベント制作は何から手を付けたらよいのか迷ってしまうことも多いでしょう。こちらの記事では、イベントの制作について解説しています。イベント制作の流れや事例も取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

周年イベントのアイデア15選

周年イベントを成功させるにあたって、イベントの開催時に行う催しは重要です。しかし、開催経験がほとんどない場合、どのような催しを実施すればよいかわからない人もいるでしょう。

以下では、周年イベントを成功させるための催しのアイデア15選を紹介します。開催する催し選びに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

スピーチ・プレゼンテーション

スピーチやプレゼンテーションも、定番の催しです。感謝の気持ちをスピーチで表すことで、参加者のモチベーションを上げる効果が期待できます。ただし、あまり長すぎるスピーチは参加者の集中力が途切れてしまい、最後まで話を聞いてくれない可能性が高いため、適切な長さのスピーチを意識しましょう。

プレゼンテーションでは、パネルディスカッションのようなスタイルを採用すれば、参加者との相互コミュニケーションも取れます。こちらもスピーチと同じく時間管理が重要なため、事前に進行の担当者と入念な打ち合わせを行ってください。

記念式典・パーティー

多くの会社の周年イベントで実施されているのが、記念式典、そしてパーティーです。従業員や家族、関係者を記念式典やパーティーに招待することで、従業員同士の結束を高める効果が期待できます。

記念式典やパーティーの開催のノウハウがない場合は、イベント専門会社に依頼することもできます。ただし、コストが余計にかかる、社内にノウハウが蓄積されないなどのデメリットもある点に注意してください。

社内表彰式

社内表彰式も、周年イベントを開催する際におすすめの催しのひとつです。社内表彰式とは、優秀な成績をおさめた従業員を、会社が表彰する式典のことで、新人賞や奨励賞などがあります。表彰された従業員はもちろん、ほかの従業員のモチベーション向上効果が期待できるでしょう。

ただし、選考基準が不明瞭だと、逆に従業員が会社に対して不信感を抱く可能性が高いです。そのため、選考基準やフローを、事前にはっきりさせておきましょう。また、記念品の贈呈も一緒に行う会社も多いです。

スペシャルゲストの招待

特別なゲストが登場すれば、会場をさらに盛り上げられるでしょう。スペシャルゲストの候補はタレントやお笑い芸人、アスリートなどで、会社に縁のある人を呼べれば、会社や商品のイメージアップにもつなげることが可能です。

ただし、スケジュールや周年イベントの企画内容によっては、目当てのスペシャルゲストが呼べないケースもあります。会社とゲスト、双方が気持ちよく周年イベントに参加できるように、慎重にキャスティングを進めましょう。

記念キャンペーン

周年記念キャンペーンの実施は、新規顧客を獲得する大きなチャンスです。ライバル企業との差別化が図れるだけでなく、顧客のロイヤリティ向上効果も期待できます。

キャンペーンを実施する際は、これからの会社のビジョンや感謝の気持ちも一緒に発信することが大切です。また、キャンペーン実施後は、周年イベントに参加した人たちに意見を聞くのも忘れないようにしてください。

ノウハウの蓄積によって、次回以降に開催する記念キャンペーンのクオリティ向上の役に立つでしょう。

記念グッズの配布

周年イベントでは、記念グッズの配布を行うケースも多いです。エコバッグや筆記用具、タンブラーなど、配布されるグッズの種類はさまざまですが、社内向けか社外向けかによって、喜ばれやすいグッズの傾向は異なります。

社内向けの場合は、ボールペンをはじめとする筆記用具やUSBメモリーなど、実用的なアイテムの配布がおすすめです。社外向けの場合は、お菓子やドリンクなど、消費しやすいアイテムの配布をすれば、幅広い年代に喜んでもらえるでしょう。

オリジナルテーマソング

近年では、周年イベントに合わせてオリジナルテーマソングをつくる会社も増えています。オリジナルテーマソングの知名度が高まれば、比例して会社の知名度も上がり、ビジネスチャンスも広がるでしょう。

オリジナルテーマソングをつくる場合、プロのミュージシャンに作詞と作曲を依頼するのが一般的です。しかし、最近ではボーカロイドに代表される個人で作曲ができるツールも多数登場しています。操作に慣れている従業員がいれば、報酬を用意したうえでテーマソング作りを依頼するのもよいでしょう。

ゲームプログラム

ゲームプログラムは、周年イベントに来場した人たちの交流を深めるにあたって、ゲームプログラムの開催も有効です。定番のゲームプログラムは、やはりビンゴ大会でしょう。ビンゴは運の要素のみでゲームが完結するため、老若男女の誰でも参加しやすく、かつ盛り上がりやすいのが強みです。

周年イベントの参加者層の年齢が少し高くなる場合は、クイズ大会を開催するのもよいでしょう。会社にまつわるクイズを出題すれば、周年イベントらしさも演出できます。

歴史を振り返るムービー

会社のこれまでの歩みを振り返る動画を制作し、周年イベントで披露する会社も増えています。動画なら、口頭で説明するよりもわかりやすく、そして楽しく周年イベントに参加している人たちに会社の歴史を伝えることが可能です。

また、SNSでの拡散効果が期待できる点も、動画の魅力といえるでしょう。動画の制作は専門会社に依頼することもできますが、昨今はさまざまな動画制作ソフトや素材が無料で利用できるようになっているため、個人で安価かつハイクオリティな動画の制作もできます。

ヒストリーパネル

ヒストリーパネルとは、会社の歴史や歩みが書かれたパネル、およびその展示のことです。周年イベントでは定番の催しで、ストーリー仕立てにすることで参加者にこれまでの仕事を振り返ってもらったり、思い出話で交流を深め合ってもらったりする機会を提供できます。

ヒストリーパネルは、できるだけ多くの人の目にとまるように会場内や通路、ロビーなど、人が集まっている場所に設置するようにしましょう。

商品・サービスの発表

周年イベントは、新商品やサービスを公開する場に適しています。新商品やサービスを成功させるにあたって、人々に強いインパクトを与えることが大切です。周年イベントの催しのタイミングを利用すれば、会社の新しい歴史のスタートを強く印象付けられるでしょう。

ただし、発表に失敗してしまうと会社のイメージダウンにつながってしまうため、リスクもあります。商品やサービスの発表を行う場合は、入念に事前準備をしましょう。

ワークショップ

ワークショップとは、参加者が主体となる体験型講座のことです。セミナーと混同されやすいですが、セミナーは主催者が設定した特定のテーマに対して、 興味を持った参加者へ向けて行う講習会を指すため、詳細が異なります。

ワークショップでは、ただ話を聞くだけではなく周囲との協力が求められるため、参加者同士で交流を深めることが可能です。また、ワークショップをとおして、会社により強い興味関心を持ってもらえます。

参加者の積極性や雰囲気に成否が左右されやすいため、主催者側はワークショップを盛り上げるための工夫を考える力が必要です。

社内コンテスト

社内コンテストとは、決められたテーマをもとに、従業員がアイデアやスキルなどを競うイベントの総称です。会社や部署によってコンテストの内容はさまざまで、IT関連会社であればシステムエンジニアたちにプログラミング技術を競わせたり、営業職であれば多種多様なシチュエーションを用意したうえで接客術を競わせたりします。

社内コンテストの開催は、従業員の企業理念に対する理解を深めさせたり、社内コミュニケーションの活性化したりなどが期待できる点がメリットです。また、オンライン開催にすれば、リモートでのイベント開催にも対応できます。

広告媒体の作成

周年イベントを多くの人に知ってもらいたいのであれば、広告媒体の作成がおすすめです。国内外には、さまざまな企業が存在しています。周年イベントを開催しても、宣伝しなければ周知してもらえません。

広告媒体はオンライン上で公開するものから、紙面で公開するものまで多種多様です。そのため、宣伝したいユーザーの層に合わせて適切な広告媒体を選択する必要があります。

たとえば、20代を中心とした若年層に周年イベントの宣伝をしたい場合は、SNSをはじめとするオンライン広告に力を入れましょう。周年イベント限定アカウントを作成し、運用するのも効果的です。年齢層が高いユーザーに宣伝したい場合は、SNSよりも馴染みがある紙媒体の広告に力を入れましょう。

次の周年イベントへのタイムカプセル

次回の周年イベント開催へ向けて、タイムカプセルを作成するのもおすすめです。タイムカプセルを作成する際に従業員同士でコミュニケーションが生まれ、次回のイベントのとき思い出話で盛り上がることもできるでしょう。

ちなみに、タイムカプセルと聞くと地面に埋めるイメージがあるかもしれませんが、埋める場所の確保や埋めた場所を正しく把握し続けるのは、想像以上に困難です。また、土のなかでタイムカプセル自体が劣化してしまう可能性も否定できません。

タイムカプセルを周年イベントで実施する場合は、これらの課題の解決方法を事前に考えておきましょう。

イベントの開催時に行う催しには、どのくらいの費用がかかるのか気になる方も多いでしょう。こちらの記事では、イベントの予算について解説しています。費用を抑えるコツも取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

周年イベントの企業事例

周年イベントは、ほかの会社との差別化を図ることで宣伝効果を高め、ビジネスチャンスを広げられます。しかし、具体的にどのような差別化を行えばよいか、方針が定まらない会社も少なくないでしょう。

以下では、会社ごとにどのような周年イベントを実施しているのか紹介するので、イベントのアイデアに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

株式会社崎陽軒

株式会社崎陽軒とは、神奈川県横浜市に本店を置くシウマイの名店です。1908年 の創業以来多くのファンを獲得しており、崎陽軒の代名詞であるシウマイ弁当は、1954年 から発売が続けられているロングセラー商品となっています。

そんな崎陽軒では、2018年 にさまざまな110周年の記念イベントを実施しました。まずは、一部店舗で数量限定販売された110周年記念弁当の販売です。定番のシウマイはもちろん、お祝いにぴったりな赤飯と横浜線のグリーンを連想させる茎わかめご飯の2色ご飯を取り入れるなどして、110周年に相応しい豪華な弁当となりました。

また、横浜赤レンガ倉庫で開催された、横浜ダンスコレクション2018にも参加しています。崎陽軒の30人以上 の社員によるダンスが披露され、地元の人たちに感謝の気持ちをダンスで伝え、準備や本番を経験した社員同士のコミュニケーションの活性化にも成功しました。

株式会社セブン&アイ・フードシステムズ(デニーズ)

株式会社セブン&アイ・フードシステムズ傘下のファミリーレストラン、デニーズでも50周年 に合わせてさまざまなイベントが開催されました。そのなかでも大きな目玉企画となったのが、サダハル・アオキ・パリやアロマフレスカ銀座など、名だたる名店のシェフたちによるコラボレーションメニューの提供です。

有名店の味を身近なファミリーレストランで体験できる点、そして期間限定、数量限定という特別感から、多くの人がデニーズへ足を運ぶきっかけになりました。そのほかにも、デニーズの歴史が紹介されているファンブックの販売や、割引クーポンの配布なども行われています。

株式会社ダイワ・エム・ティ

株式会社ダイワ・エム・ティとは、自動車開発や車両、航空機などのデザインモデル、そして試作型の制作を営む会社です。2016年に創業100周年 を迎えており、そのタイミングに合わせてポスターやロゴの制作が実施されました。

ポスターの制作は、従業員側から「作業をストップしてまで写真撮影をする意味はあるのか」というネガティブな反応が出ていました。しかし、一人ひとり説得して回り、最終的には全員の協力を得ることに成功しています。

また、従業員たちへの感謝の気持ちを表すために、香港、およびマカオへの社員旅行も実施されました。社内外に向けてさまざまなイベントを実施したおかげで、会社全体のモチベーションの向上、そして対外的なアピールにもつながっています。

日本トランスオーシャン航空株式会社

日本トランスオーシャン航空株式会社は、JALグループのなかで沖縄に拠点を置く航空会社です。1967年 に沖縄県民の翼として誕生し、創業50周年 のタイミングに合わせて、若手社員が中心となってマジックショーやライブ、プロジェクトアッピングなど、さまざまなイベントが実施されました。

従業員のみならず日頃家庭で従業員を支えてくれている家族向けにキッズコーナーも用意し、公式サイトではイベント当日の様子を動画で公開しています。周年記念イベントの開催をとおして、ひとつのチームとして最高のサービスを追求していることを再認識することに成功しました。

ドクターリセラ株式会社

ドクターリセラ株式会社は、1993年 に創業した、大阪に本社を置くエステサロン向け化粧品会社です。2023年に30周年 を迎えるタイミングで、さまざまなイベントを実施しました。

そんなイベントのひとつが、ドクターリセラの取り扱いサロン20名の方にも協力して制作した、テレビCMの放映です。本拠地である大阪のある関西をはじめ、中部や関東、福岡でも放送された記念CMは、ブランディング効果と顧客エンゲージメントアップの両方を実現しています。

また、特設サイトでは、創業のきっかけや30年の歩みなども公開されました。

AGC株式会社

AGC株式会社とは、東京に本社を置いている三菱グループの大手ガラスメーカーです。ガラスメーカーとしての規模は世界トップクラスで、現在ではバイオ事業も展開しています。

2017年 に創立110周年 を迎え、それに合わせて開催された展示会ではAGC株式会社の歴史や最新技術の紹介が行われました。また、家族参加型の大運動会をはじめ、社員向けのイベントも複数開催されています。

BASFジャパン株式会社

BASFジャパン株式会社とは、ドイツのルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社の日本支社です。最近では自然環境、とくに海洋におけるプラスチック廃棄物の削減および除去を進めるために、さまざまなプロジェクトに関わっています。

2019年には、創立70周年 を迎えたタイミングで茅ヶ崎サザンビーチにてクリーンアップ活動を実施しています。当日は清掃活動終了後、ICCの世界共通の手法で集めたごみの分類と計測、データカードへの記録を行いました。

そもそも、企業イベントの目的とはなにか気になる方も多いでしょう。こちらの記事では、企業イベントについて解説しています。成功のコツやイベントの種類も取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

周年イベントを成功させるには

最後に、周年イベントを成功させるためのポイントについて解説します。周年イベントの開催前に、しっかりチェックしておきましょう。

開催目的を明確にする

周年イベントを開催する際は、どのような目的でイベントを開催するか、しっかり考えておきましょう。イベントを開催するにあたって、なんとなくで催しを決めるのは失敗を招きかねない危険な行為です。

どのような結果を狙ってイベントを開催するのかはっきりさせることで、イベントのメインコンテンツ決定にブレが生じにくくなり、目的と一緒に成功の定義も浮かび上がってきます。

ターゲットを設定する

イベントの開催目的のみならず、ターゲットも明確にしましょう。ターゲットが明確でないイベントは、集客のための手段やイベントの内容にズレが生じてしまい、思っていたような成果を出せない可能性が高いです。

ターゲットを設定する際は、年齢や性別だけでなく細かな属性設定をしましょう。これは同じ世代の人間でも、抱える課題やニーズが異なっているためです。

多くの従業員に協力してもらう

イベントを成功させるためには、従業員の協力が必要不可欠です。個人でイベントの準備を進めることもできますが、予算やクオリティに限界があります。

ただし、会社命令で協力を取り付けても、誰もが納得できるイベントは開催できません。開催するイベントの趣旨を説明したうえで、自主的に協力を得られるようにしましょう。

イベント経験者をチームに入れる

イベントを成功させるにあたって、必ずイベントの運営経験がある人をチームに入れましょう。企画や準備など、イベントを開催するまでにはさまざまな工程が存在します。イベントの運営経験がある人がいれば、問題が発生しやすい工程も把握しているため、企画や準備も効率的に進められるでしょう。

ただし、いつまでも経験者の力を借りることはできないため、未経験者も一定数参加させ、次回以降のイベントの開催に備えるのをおすすめします。

予算に適したイベントを開催する

イベントを開催するときは、必ず予算を設定しましょう。あらかじめ予算を設定することで、無駄遣いを減らしつつ、イベント運営チームの創造性を刺激できます。

ただし、予算はイベントの準備状況によって変動する場合もあるため、不測の事態に備えてスペアプランや緊急時資金を用意しておきましょう。どうしても予算が足りない場合は、スポンサーを見つけて資金提供してもらうのも有効な方法です。

イベントサポートサービスを利用する

イベントの企画や運営に不安がある、ノウハウがある人がいない場合は、イベントサポートサービスの利用も検討しましょう。イベントサポートサービスとは、読んで字のごとく各種イベントの運営をサポートしてくれるサービスの総称です。

イベント運営の専門家の手を借りることで、ターゲット層と目的に合った企画の立案や、費用対効果の高い企画の提案をしてもらえるでしょう。

FUKURACIAも、イベントサポートサービスを提供している会社のひとつです。イベントのプロが企画から手配、運営まで、全てをサポートします。興味を持った人は、ぜひ一度公式サイトをご覧ください。

まとめ

周年イベントは従業員の結束を高めたり、ビジネスチャンスを広げたりする絶好の機会です。ただし、狙った成果を出すためにはイベントのターゲットや目的を設定し、適切な催しを開催する必要があります。イベント開催の経験がほとんどない場合、企画立案の段階から苦労する可能性も否定できません。

FUKURACIAでは、イベントの企画をはじめ、手配や運営まで一手に引き受けているイベントサポートサービスを提供しています。相談や提案、見積もりも無料で実施しているため、興味を持った人はぜひ公式サイトから問い合わせてください。

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